リトルマスターは今のところ3作出ています。それぞれを勝手に紹介してみます。
はー、続編切望!紹介、ちょっと手直し。ここはネタばれ無しでがんばりました(苦笑)
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◆Little Master 〜 ライクバーンの伝説 〜◆
ラクナマイト大陸に残る、古き伝説です。 数々の困難に立ち向かい、人々を救った、偉大なる勇者の物語。 始まりは、ラクナマイトのはずれに位置する小国、ライナーク。勇敢で心優しい王、リチャード三世が統治していた時代でした。 大陸に、突如として邪悪なる魔王、黒魔龍ゲザガインが現れました。魔王はその強大な魔力と魔物の軍勢を率いて、次々とラクナマイトの国々を制圧していきます。そしてとうとう、ライナークにもその魔の手を伸ばし、攻め入りました。 リチャード率いる王国軍は、必死に魔王の軍勢と戦いました。しかし、魔物の圧倒的な力の前に敗退を繰り返し、戦況は日に日に、悪くなる一方でした。 くる日もくる日も、負け戦が続きました。王国はもはや、窮地に立たされていたのです。人々の不安は募りました。このままでは、城を攻め落とされるのも時間の問題だと――。 しかし、その時…いよいよ絶望した人々が、希望を失いかけていた時でした。一人の勇気ある若者が、打倒ゲザガインを志し、立ちあがったのです。彼は親友のミノタウロスモーモ―と、集った志しを同じくする仲間達と共に、リチャードの元に参じました。 リチャードは、自らの元にやってきた少年を見つめます。その少年は、頼れる臣下であった騎士ライトの息子、リイムでした。ただしその目は、小さな頃から知っている、幼い子供のそれではなく父親と同じ――強き輝きに満ちていました。 その輝きを信じて、リチャードは彼の身を案じながらも、リイムを、勇者軍を送り出しました。 小さな勇者リイムの、激しい戦いが始まります。 リトルマスターの第一作。1991年に徳間書店インターメディア(三作とも同じ・制作はZENER WORKS)から発売されたGBのシミュレーションゲームです。 シナリオ数は15。今やると少々物足りないでしょうが、当時はかなり良く出来ていたと思われます。二つのユニットを合体させ、新たなる仲間を生み出す…のは他にあったりしましたが、戦闘シーンがなんかを思い起こすとか思った人も居たかも知れませんが…キャラのユニークさや、シナリオ前後にビジュアルシーンを入れたことは、賞賛出来ると思います。それに、バトルのアニメパターンも多いですしね。後、曲がとっても良いのですよ。…しかし、当時の反応はどうだったかなんて、私全然、全く欠片も覚えていません(苦笑)。いやだって、ゲームの雑誌も残ってないし…。それに、私が買ったんじゃなくて、実は兄が買ったのをプレイしていたりします。でも、すぐに見えなくなったんで(売られた?)途中までしかやってなかったんですよね(汗)。その後、約7年のブランクをあけて、ようやくプレイしなおした訳でありますが、「こんなんだったかな〜?」と、曲とシナリオ11以外、ほぼ完全に忘れておりましたとさ…。 リトルマスター全作に言える事ですが…知名度はかなり低い。記事が載っていたのは、今は無き、徳間書店のファミリーコンピューターマガジンやら、ゲームボーイマガジンぐらいでした。 だいたいもう、10年も前になるゲームですのでね…手に入りにくいです。難易度は(三作ともですが)高くありませんので、シミュレーション初心者には良いかと思います。お話は、良くも悪くも非常に王道。そして…なんだか説明書にネタばれが多すぎるのが難点かも(苦笑) …ちょっとビックリするのはライム姫のミニスカート姿と、リイムの頭でしょう。 |
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◆Little Master2 〜 雷光の騎士 〜◆
激闘の末、リイムがゲザガインを打ち倒した時より、一年が経っていました。 魔王を倒したことにより、魔物達は大人しくなり、僅かな平和の日々がライナークには訪れていました。しかし―― ある日、国王リチャードはリイムを呼び出し、言いました。このところまた、魔物が動きを見せていると。その原因は、一年前のゲザガイン襲撃時に、バベルの塔に納めてあった水晶、サンクリスタルが失われてしまったせいだと。 その光は魔物の力を押さえ、浄化する、聖なる輝き――。サンクリスタルは、ライナークに古くから伝わる魔封じの水晶でした。それがゲザガインにより破壊され、三つの欠片となり、各地に散らばってしまっていたのでした。 リチャードはリイムに、クリスタルの欠片を集めて欲しいと頼みました。全ての欠片を集め、再びバベルの塔の最上階へ納める事が出来れば、クリスタルの輝きは戻り、魔物は大人しくなるだろうと。 リイムは再び勇者軍を率いて、城を後にしました。途中、お城を勝手に抜け出していた、おてんば僧侶のタムタムと、壊滅した町で倒れていた、旅の戦士スカッシュを加えて、勇者軍は進みます。 その彼等の前に、新たなる敵が姿を見せました。黒い、隻眼のミノタウロス。空飛ぶバイキング船を操り、その魔物もクリスタルの欠片を探しているようでした。 悪い予感に、勇者軍はサンクリスタルの復活を急ぐのでした。 リトルマスターの二作目。1992年に発売されたGBのシミュレーションRPGです。オートセーブ機能付き。完成度の高い、これは今でも十分楽しめるゲームだと思います。仕掛けを凝らしたシナリオ数は倍以上、魔物の種類も、攻撃パターンも増えまくりです。お話の盛り上がりも良く、さらに合体四魔獣は驚愕ものです。必見でしょう。ビジュアルシーンのクォリティーは非常に高く、凄く良い感じでした。 …ベタ誉めですがね、本当にそう思うのですよ。私、めちゃくちゃはまりましたもの。リトマスを不動のものとしたのは、紛れも無いこの2です。秀逸ゲームです。当時でも当然、優秀なゲームです。やはり、知名度が今一つなのですが…。ああ、でも私、実は一回…その、友人に売っちゃったりしましたけどねぇ…。やっぱり忘れられなくて、また購入した経緯が。ゲームボーイ共々です。…くそう、リトマス載ってた雑誌、捨てるんじゃなかった…。 とにかく、2は良いですよぉ…いいですよねぇ…。曲も良いし、キャラも良いし。私、スカッシュファンです。同士はどうも少ないです…。大体、9年も前のゲームで…当時ファンだった人は、既にいい年である。私も、いい年である…。 |
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◆Little Master 〜 虹色の魔石 〜◆
天空魔城の激戦から、はや二年が経っていました。勇者リイムも17歳。彼の名は、国内のみならず隣国でも有名で、さらには遠方の国々へも伝わっている事でしょう。 そして、勇者リイムの三度目の冒険となった事件の発端は、ライナークの隣、宗教国家マテドラルで始まりました。 魔獣盗掘団、スカル・ボンバーズ。大半を下等魔物で構成する、悪名名高いその集団は、マテドラル内の遺跡を片っ端から荒し回っていました。理由は、マテドラルがカラード教に縁深く、密着していること。スカル・ボンバーズはカラード教にまつわる秘宝…何でも願いを叶えるという、そんな宝を探していたのです。悪いことに先日、その秘宝が実際に存在する事を裏付ける、確たる文献が発見され、以来――。マテドラルでは、スカル・ボンバーズの横行が溢れているのでした。 マテドラルの最高指導者、教王ハウサーは頭をひどく悩ませていました。マテドラルは宗教国家故に、軍備を有していない国。カラードの教義にのっとった国の在り方は、スカル・ボンバーズに何ら対抗できないものでした。 しかし、だからと言って、このまま放置しておくわけにもいかず・・・ハウサーは悩みぬいた末に、筆をとりました。書簡は、ライナークへあてたもの。ハウサーはライナークを完全に頼る形で、ボンバーズの鎮圧を、従兄であるリチャードに頼んだのです。 受け取ったライナーク国王、リチャードは、事態を重く見ます。急遽、ラドック教授のお守をしていたリイム達を呼び出し、マテドラルへ向かうよう頼みました。 リイム達は、早速マテドラルへ向かい…その途中で、やはり秘宝を目的とする盗掘団の、若き頭目ヴァイスと出会います。ヴァイスはリイムを見て、夢を語りました。彼等は、彼は、自分達の国を求めていました。ヴァイスはリイムを誘いましたが、リイムは首を横に振りました。今は一緒に行けないと。二人は、それぞれの目的へ進みました。 その後は、ボンバーズのリーダーとも鉢合せし…ようやく勇者軍がマテドラルにつくと、早速ハウサーより用件を頼まれます。次なる目的地は、ジャズバン遺跡。案内役に、宮廷司祭見習のシャルル&リルルを迎えて、勇者軍は出発します。 ジャズバンの遺跡には、一体何があるのでしょう…。願いを叶える秘宝とは、一体何なのでしょうか…。 三作目はSFCで1995年に発売されました。いやはや。馴染みの店で購入しようとしたら、入らないと言われて、別の店で購入したのが妙に悲しかったです。「そんなにマイナーなのかぁ・・・」と。ゲームの出来は、決して悪くないと思います。話は、言ってしまえば並で…オープニングがバレバレですが…システムは良い。味方・敵ともに、攻撃が当たるタイミングでボタンを押すと、ダメージを増減できるというインパクトシステムが特徴。これで、戦闘は見ているだけという、単調作業になることも無し。全体的に、ゲームボーイ版よりとってもかわいらしく仕上がっております。ただし、非常にバグが多い。バグで泣く人続出。 ファンの人の心にわだかまる疑問は、ライム姫か? 何故あんなにごてごてしいか。でも、タムタムは際どい。モーモーはめちゃくちゃカッコいいですね。すごい足長い。今作は、モーモーで買いかと私(笑) |